広島市長 マグサイサイ賞贈られる
8月31日 23時12分アジアの平和や発展に尽くした個人や団体をたたえるマグサイサイ賞が、被爆地広島の秋葉忠利市長に贈られ、秋葉市長はアジアの一員として核兵器の廃絶に向けた活動を続けていく決意を語りました。
マグサイサイ賞は、フィリピンの発展に貢献した故マグサイサイ大統領にちなんで平和への貢献や社会奉仕など、アジアの発展に尽くした個人や団体に贈られているもので、ことしは被爆地広島の市長として、核兵器の廃絶を訴えてきた秋葉市長が受賞者の1人に選ばれました。秋葉市長は、31日、フィリピンのマニラで授賞式に臨み、アキノ大統領から記念のメダルが贈られました。授賞式のあと秋葉市長は「核廃絶のメッセージがアジアに深く広く届くことを期待している。受賞はアジアの一員としてもっと頑張れということだと強く感じている」と述べ、2020年までの核廃絶を目指して訴えを続けていく決意を語りました。メダルを贈ったアキノ大統領は、NHKの取材に対し「長い間の尽力に感銘を受けている。核のエネルギーを兵器ではなく、平和目的で普及させるため多くの人が今後も市長の取り組みをもり立てていくだろう」と述べ「核なき世界」への流れが広がることに期待を示しました。
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